うだつの上がる町並み:名古屋の紳士靴店「Avanti (アバンティ)」、パタンオーダーもできます。

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うだつの上がる町並み (2009年03月28日)

【ひとやすみ ひとやすみ】 

風は冷たくても光の色はもう春。春色の空に誘われて、岐阜県美濃市に行って来ました。江戸時代に築かれたこの町には、「うだつ」で有名な町並みがあり、今も19棟が現存しているそうです。
元々は隣家からの類焼を防ぐための目的で作られたもので、軒飾りは富の象徴として競い合ったものだそうです。つまり、いっぱしの店をかまえなければ、うだつをあげる(つくる)ことは難しかったということで、お金持ちの象徴なんですね! それにしても、力強さと美しさがあいまっていて見事です。

うだつ うだつ
町並みを散策していると、かつては、和紙を扱う大店だったんだと思わせられる家が多く、今はほかの職業を営んでいながら、かつての風情を残している、気持ちの豊かさを感じます。そんな町並みの中のお蕎麦屋さん「まる伍」さんも、かつては呉服商の建物だったそうです。
桜エビのかきあげ まる伍さんの桜エビのかきあげは、高さ5cmくらいあるものの、サックサクで、箸をいれるとほろほろと軽く美味しいですよ。 もちろんお蕎麦もGoodでした


写真は、美濃和紙アート館の2F 展示スペースです。和紙で作られた灯りの数々は幻想的で、デザインと光の融合に、しばし息をのまれました。

あかりアート館

余談ですが、和紙と木で作られた小さなスタンドを購入しました。店のウィンドウに小さな灯りをと思っていた所、開店したばかりの『彩』(いろどり)というお店で、オープン記念の限定品として売られていたものでした。今は、毎日、夕方になり灯りをともすのが楽しみです。