水に浮かぶ美術館:名古屋の紳士靴店「Avanti (アバンティ)」、パタンオーダーもできます。

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水に浮かぶ美術館 (2010年03月01日)

【ひとやすみ ひとやすみ】

少し、ブログをお休みしておりました。 
色々な、ご質問をいただくので、なんとかわかりやすくしたいと、Q&Aのページを追加したりしているうちに、あっという間に、弥生三月に入ってしまいました。

Q&A ページも参考にしていただいて、ますます、ご質問やら、ご意見やら、アドバイスやらをいただけたらと思っております。

そんな中、昨日の日曜日は、水に浮かぶという表現がぴったりの美術館に行ってきました。

それは、滋賀県守山市にある 佐川美術館です。
佐川美術館
それは、それは素晴らしい美術館です...
まずは、その立地。比叡山を遠くに望み琵琶湖の近くに建てられたこの美術館は、
その大部分が水庭になっています。
イメージとしては、水に浮かんでいるようなイメージです。

佐川美術館
訪れる前には、なんとなくぼんやりとしたイメージでしかなかったのですが...
実際、訪れてみたら、かなりな”衝撃”を受けました。
人間、水を見ていると飽きることがないというのは本当ですね。
水面のさざ波のような動き。
水面が軒下に当たってできる、光の揺らぎ。

佐川美術館
館内のところどころに置かれている李朝の家具に
ゆっくりと腰を下ろして眺めていると、とても静かな、贅沢な時間を与えてもらたよう。。。

佐川美術館
そして、この美術館を訪れたら、是非、見学したいと思っていたお茶室。
第15代樂吉佐衛門氏によるお茶室は、
露地~小間までが水没しており、 小間から広間へ移ると水面と同じ高さに。
広間の正面は、比叡山を望みます。
まさに、お茶席へ誘われたお客様が、静寂な中に、
わくわくとした気持ちでもてなしを受けることができる...
また、茶室のまわりの水面のところどころに配されている葦は、
3月に入ると刈られ、夏に向けての準備に入るそうです。
青々とした葦に囲まれた、お茶室も、また、訪れてみたい気がしました。
(お茶室見学は、事前予約が必要です)