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親切に心あったか (2010年10月27日)

急に寒くなりました。 そこで、最近目にしたり、耳にした温かい話。

昨夜のこと。店からの帰り、電車の中で。
車内は、ぎゅぅぎゅぅ詰めというほどではないものの、結構混んでいたのですが。。。
少し離れた所に立っていた若い女性、急に座りこんで。 あれっと思っていたら、近くにいた初老のビジネスマンらしき男性が、「気分悪いの?」と声をかけ、座席に座っていた若い男性に「この人、気分悪いから、席を替ってあげて」と頼み、 言われた若いビジネスマンも快く、席を立ち、と,ここまででも(なかなかできないことだよなぁ。)と思っていた私。 
次の駅に着き、件の女性が下りる様子。 大丈夫かなと周囲の誰もが思ったのでしょう。皆で助けようという雰囲気に。。。
初めに声をかけた初老の男性のようには、なかなかできないものの、やはり誰でもが、困っている人には手助けしたい、と思っているもんだなと。 
寒い北風が吹いていたのに、心温かでした。

こんな話を帰宅後、家人に話したら、嫁が「私も、この間、助けてもらったのよ!」と。
道路に止めておいた、嫁の自転車。かなり年代物の、重ーいママチャリ。 帰る時、いざ乗ろうと思ったら、3台の自転車の真ん中に挟まって倒れてしまっていたと。 自分で何とかしようと四苦八苦。 その間、何人もの人が通ってはいくものの、皆知らんぷり。 困った、困った。。。
そこへ、若いビジネスマンが、声をかけてくれて、嫁の自転車を救ってくれようとするものの、3台が絡み合って、なかなかはずせない。 嫁は、ビジネスマンのスーツが汚れたら、申し訳ないし...とオロオロ。 と、そこへまた、別の男性が「立てられないの? だったら、3台一緒に立てましょう」と 手伝ってくれて、やっとこさ、3台仲良くスタンドアップ。 そして、嫁の自転車も無事救出。
お礼を言っている間に、2人とも、爽やかに立ち去ったのよ!と。
「ホントに有難かったのよ。 この気持ち忘れないようにしなくちゃ」としきりに感謝をしていた嫁でした。

もう一つ。 ここのところ、悲しいことや、腹だだしいことが続いていた、知り合いの女性。忙しい毎日で慌てていたのか、心配なことが心を覆っていたせいか、とても大切な身分証明書をどこかで落としてしまっていました。
あきらめかけていた所、警察に届けられているとの連絡があり、ほっとされたとのこと。 本当に良かったです。 
落し物を見つけたら、届けるのが当たり前のことながら、そんな当たり前が、妙に感激することになってしまっていることにも、なんだかなぁと思うものの、やっぱり嬉しいです。

当たり前のことを、当たり前にできる人でありたいです。 

恵那峡
写真は本文とは関係ありません。 
『えーなぁ』と思うことがあったので、先日行った恵那峡の写真を。 ダジャレです。(すみません)